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亀田興毅「勝利宣言と言えるのでは」 控訴審で賠償額大幅増額

[ 2022年2月24日 17:06 ]

亀田興毅氏
Photo By スポニチ

 ボクシング元3階級制覇王者の亀田興毅氏(35)が24日、日本ボクシングコミッション(JBC)不当な処分によって、自身を含む3兄弟が国内で試合をする機会を奪われたなどとし、JBCに損害賠償を求め控訴審判決が出たことを受け、都内の司法記者クラブで弟の大毅氏(33)、代理人の北村晴男弁護士とともに会見した。

 高裁はJBC側の控訴を棄却し、亀田側の控訴に基づき、賠償額を一審の総額4450万円から総額1億10万円に変更した。北村弁護士によると、処分がなければ、できたであろう試合が最低1試合から、少なくても2試合と認定されたことでの増額。同弁護士は「裁判所によって正義が実現されたと思っている。一審に続き、JBCが違法行為を行ったと認定してくれたことに感謝している」と述べ、「JCは違法行為だと裁判所から認定されても1ミリも反省したり、態度を改めたり、コンプライアンスを確立するなどをしてこなかった。それがJBCという組織」と痛烈に批判し、適正な対処を求めた。

 興毅氏は「やはり、こういう結果が出るとホッとする。勝利宣言と言えるのではないか、という感じ」と感想を語り、大毅氏も「うれしく思っています」と安どの表情を浮かべた。

 上告はしない見込みで、興毅氏は「これから同じボクサーが出ないように、JBCには公平性のある組織のなることを1ジムの会長として強く望む」と願った。

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2022年2月24日のニュース