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村田諒太36歳誕生日 延期のゴロフキン戦は4月?「決まってほしい気持ち」

[ 2022年1月12日 17:24 ]

36歳の誕生日を迎えた村田諒太はバースデーケーキを前に笑顔
Photo By スポニチ

 プロボクシングのWBA世界ミドル級スーパー王者・村田諒太(帝拳)が12日、36歳の誕生日を迎えた。昨年12月29日に開催予定だったIBF世界同級王者ゲンナジー・ゴロフキン(39=カザフスタン)との王座統一戦は、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の感染拡大を受け、政府が外国人の新規入国を原則禁止としたために延期。新たな日程は決まらないまま、誕生日を迎えた。

 念願だったビッグマッチが実現しないまま年越し。村田は昨年1年を「何とも形容しがたい年だった。いろいろな我慢があって、自分の感情への“気付き”もあった」と複雑な表情を見せつつ、「強くなるために練習を怠ったことはない。それだけは言える」と言葉に力を込めた。

 スパーリングパートナーがクリスマス、正月を返上して日本に残ってくれたため、年明けの練習開始後すぐにスパーリングも再開できた。ビッグマッチを前により多く実戦練習を行えるのはプラス材料だ。帝拳ジムの本田明彦会長によると、当初2月末の新たな日程を組むことも検討していたが、外国人の入国制限が緩和される見通しが立たなかったために断念。現在は「4月開催を目標に準備を進めている」とした。

 村田は「決まってほしい気持ちだけど、疑心暗鬼なところもある。オミクロンの次は何がくるのか…」と胸中を吐露。それでも「耐えることに耐久性があるかも。ずっと緊張しっぱなしではなく、意外とうまく緩めてますから」話し、ゴロフキン戦に向けて2ラウンドのスパーリングを披露。「自分の特長であるスタミナとパワーを通用させたい」と戦いをイメージしていた。

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