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中谷潤人 笑顔の一夜明け会見「ベルトは思ったより重かった」

[ 2020年11月7日 13:25 ]

リモートで一夜明け会見を行った中谷は念願のベルトを手に笑顔

 ボクシングのWBO世界フライ級新王者となった中谷潤人(22=M.T)が7日、オンラインで一夜明け会見に臨み、改めて世界王座獲得の喜びを語った。6日のジーメル・マグラモ(26=フィリピン)との王座決定戦は会心の8回KO勝ち。4階級制覇を目指す田中恒成(25=畑中)が返上したベルトを手にした中谷は「チャンピオンベルトは思ったより重かった」と笑顔を見せた。

 前夜はメールやLINEでの祝福が相次ぎ「あまり寝られなかったです。全部に目は通せてないけど、たくさん届いているので、少しずつ(世界王者の)実感はあります」と苦笑い。既に試合映像は確認済みで「結果はよかったけど内容的には反省点もあるので、強い選手と戦っても勝てるように、しっかり練習して成長したい」と早くも今後に視線を向けた。

 ダメージはほとんどないため、1週間程度休み、徐々に体を動かし始める予定。中谷は「釣りとか、ゆっくりしたいです」と話した。日程は決まっていないが、故郷の三重県への帰省も計画中で「広三会長にごあいさつしたいと思います」と、中学時代に通ったKOZOジムの故・石井広三会長の墓前に王座奪取を報告することも明かした。

 今後については「防衛というものに価値を見いだしているので、頑張って長く防衛していきたい」と長期政権に意欲。同じサウスポーで9年前の同じ11月6日にWBC世界バンタム級王座を獲得した山中慎介氏が「世界に通用する。海外でも評価される試合」と話していたことを伝えられると、「偉大なチャンピオンにそう言ってもらえるのは自信になります」と表情をほころばせた。

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2020年11月7日のニュース