細川チャーリー忍、引き分けで王座返り咲きならず…金子会長は「露骨なホールディング」に激怒

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ボクシングの東洋太平洋ミドル級王座決定戦12回戦は9日、東京・後楽園ホールで行われ、前王者で同級3位の細川チャーリー忍(34=金子)と元王者で同級9位の太尊康輝(26=角海老宝石)が激突。引き分けに終わり、王座は空位のままとなった。
長身の太尊に対し、細川はガードを固めて低い姿勢で内に踏み込み、ボディーをヒットさせる。対する太尊はアッパーと打ち下ろすパンチを交えて対抗。細川は11勝10KO、太尊が14勝12KOと高いKO率を誇る2人だったが、どちらも決定打を浴びせることができなかった。
採点はジャッジ1者が115―114で太尊を支持したが、残る2者は114―114だった。
まさかの結末で5カ月ぶりの王座返り咲きを逃した細川は「悔しいね。でも、これもボクシング」と結果を受け入れたが、太尊のクリンチの多さに温厚な金子健太郎会長は激怒。「テクニックなのかもしれないけど、あんなに露骨なホールディングは減点を取らないと」と興奮気味にまくし立てた。
一方、太尊は準備期間が短かったこともあり、前日計量から「ダサく勝つ」と宣言。泥臭い戦いで勝利を目指したが、1年7カ月ぶりのベルト奪回には、あと一歩届かなかった。「自分としては作戦を遂行できたけど、見ている人(ジャッジ)には明確な勝ちとは見えなかったんでしょう。潔く受け入れます」と話した。
空位のままとなった王座をかけ、両陣営とも再戦には前向き。細川は「相手は分からないけど、オレ対誰かになるでしょうから頑張ります」。太尊は「この引き分けを肥やしにする」と受けて立つ構えを見せた。
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