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近藤明広 5回KO負けで世界切符逃す 「年齢も年齢なので」引退可能性も示唆

[ 2019年2月18日 21:39 ]

<IBF世界Sライト級挑戦者決定戦>5R、コーンソーン(右)の右アッパーでKOされた近藤(撮影・島崎忠彦)
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 ボクシングのIBF世界スーパーライト級挑戦者決定戦12回戦は18日、東京・後楽園ホールで行われ、同級4位の近藤明広(33=一力)は同級6位アピヌン・コーンソーン(22=タイ)に5回KO負け。17年11月以来、2度目となる世界挑戦への切符をつかめなかった。

 相手の長いリーチに苦しみながら、カウンター気味に放った左ジャブが何度も相手の顔面をとらえた。ペースをつかみかけたところで「深く行きすぎて」強烈な右アッパーを浴び、リングに大の字に倒れた。プロ40戦目で初のダウンを喫し、そのままKO負け。「気がついたら寝てました。最後のパンチは見えませんでした。右アッパーを狙っているのは分かっていたし、警戒していたんですけど…(左ジャブが)何発か当たって欲が出たかもしれません」と無念の表情で振り返った。

 当初は敵地タイでの開催の可能性もあった試合。近藤は「会長が日本で組んでくれたのに…こんな結果で申し訳ない」と唇をかんだ。この日は一人息子の3歳の誕生日で、挙式から2年目のダブル記念日。勝利を贈ることができず、失意の中「年齢も年齢なので、真剣に考えないといけないと思っています」と引退の可能性もほのめかした。

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