引退のオリ・安達 紅林に託す“花形のプライド”

[ 2024年9月25日 05:20 ]

パ・リーグ   オリックス2―9西武 ( 2024年9月24日    京セラD )

<オ・西>スタンドのファンに手を振って挨拶する安達(撮影・岸 良祐)
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 【記者フリートーク】安達は引退スピーチで、紅林に「いつまでも先輩に頼っていないで、チームを引っ張ってくれ」とメッセージを送った。スピーチのために用意したメモには記していなかったが、その場で後輩への思いがこみ上げたのだ。

 今季の開幕直後、紅林は打撃で結果を残せずにいた。その際には「打てなくても、やれることはあるだろ」と、内野の要を任されている自覚を促した。「状態が落ちるときも絶対ある。そこで内野の中心のショートが、そういう姿を見せてしまったら、チームはいい方向にいかない」。

 常に気にかけた先輩の行動と言動に、紅林は「超えていかないといけない目標です。背中を示してくれた」と感謝。そして、「これからは僕とか宮城がチームを引っ張っていかないといけない。その責任を持ってやりたい」と誓った。球団の次世代を担う覚悟に、安達は「期待はありますけどね。引っ張っていくんだという姿を見せてほしい」。こだわり続けた花形のポジションを、力強く託した。(オリックス担当・阪井 日向)

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