【高校野球】福岡4回戦で敗れる ソフトバンク育成・井崎燦志郎の弟・暁志郎は8回4失点 競技引退

[ 2024年7月11日 15:24 ]

高校野球福岡大会<自由ケ丘・福岡>自由ケ丘に敗れた福岡・井崎(左から3人目)は肩を落とす(撮影・岡田 丈靖)
Photo By スポニチ

 県内屈指の進学校・福岡はソフトバンク育成3年目の井崎燦志郎の弟でエースの暁志郎が8回4失点で完投したが、守備のミスが響いて2―4で4回戦敗退した。

 「もっとうまくできたと思う。悔しいのは悔しいですね」と井崎は静かに振り返る。

 大会1週間前に右肘のじん帯炎症を負った。痛みを抱えながらのマウンドで1球投げるごとに痛みから大声が出たが、気合で110球を投げ抜いた。

 兄はプロ野球の舞台で活躍するが、弟は違う道を志す。「相談してみてからですが、野球をするつもりはないです。芸術を学びたい。デザイン系です」。今後は庭園の設計などを手がける父・誠さん(47)の影響を受け、小さい頃からの趣味だったデザインを学ぶために芸術を学べる大学進学を考えているという。

 「全部の試合、楽しかった」と井崎。1メートル78、96キロの豪腕の目に涙はなかった。

続きを表示

「長嶋茂雄」特集記事

「始球式」特集記事

2024年7月11日のニュース