炎鵬、新十両昇進 スピード出世に歓喜「信じられなかった」

[ 2018年1月31日 12:27 ]

初土俵から所要6場所で新十両昇進を果たした炎鵬(右)は師匠の宮城野親方と握手して喜びを分かち合う
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 昨年春場所で初土俵を踏んだ炎鵬(23=宮城野部屋)が所要6場所での新十両昇進を果たし、宮城野部屋で会見を行った。幕下付け出しデビューの力士を除けば、昭和以降で最速タイのスピード出世。年6場所となった1958年以降に初土俵の力士では、高鐵山(79年秋場所)、土佐豊(2008年春場所)、常幸龍(12年夏場所)に続く4人目となった。

 初場所まではザンバラで土俵に上がっていた炎鵬だが、この日は28日の千秋楽パーティーで初めて結ったというちょんまげ姿で登場。初場所は東幕下6枚目で4勝3敗だっただけに「本当なら上がれない成績だが、今回はもしかしたらというのがあったのでドキドキしていた。風呂から上がったら“上がった”と言われた。(昇進のことと知らされて)信じられなかった」と笑顔で喜びを語った。

 横綱・白鵬にスカウトされ、金沢学院大から宮城野部屋に入門。身長1メートル67、体重は「今は92キロぐらい」という小兵力士だが、相手の懐に入って前に出る相撲で、トントン拍子に番付を上げた。関取として臨む春場所に向けては「自分なりに個性を出して、面白い相撲を取りたい。理想としては石浦関と宇良関を混ぜたような相撲を取りたい」と抱負を語った。

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2018年1月31日のニュース