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セレッソ大阪 サクラ咲ケ

C大阪の高橋仁胡が熱い バルサ仕込みのサイド攻撃で存在感 U―20代表でも飛躍を期待

[ 2025年3月19日 07:00 ]

C大阪・高橋仁胡
Photo By スポニチ

 C大阪の選手やスタッフが思いを語る連載「サクラ咲ケ」。今回は、DF高橋仁胡(19)が登場。2日の新潟戦でデビューすると、同点ゴールを演出。8日の名古屋戦と15日の横浜FC戦に先発し、攻撃的なプレーでサポーターから声援を浴びた。U―20日本代表でも期待される若きレフティーが思いを語った。

 サポーターのみなさん、高橋仁胡です。2日の新潟戦で初めてセレッソの試合に出て、名古屋戦、横浜FC戦と先発することができました。スペインにいる家族や友達もとても喜んでくれました。みんな1年間待っていたので、とても喜んでくれたのはうれしかったです。

 新潟戦は同点の後半から途中出場でした。ベンチにいた時もスペースが空いてるなと思っていたので、左サイドバックだけど中に入って。右サイドのスペースを見て自分のことを信じて走ったら、イメージ通りにボールが来たからちょうど良かった。このプレーが起点になって後半アディショナルタイムで追いつけて良かった。

 スペースを見つけてプレーするのは育ててくれたスペインのバルセロナのアカデミーで身についたというか。パパス監督のサッカーもスペースを探して、そのスペースを取りにいって動くサッカーだからおもしろい。結構、アシストとか得点を取るシーンがこれからあると思います。

 バルサ出身なので、同じ左利きのジョルディ・アルバは好きな選手です。でも、目指しているのは高橋仁胡です。ジョルディ・アルバは考え方も賢いし、パスもいいところに出す。彼を見て自分もうまくなるけど、似たくはないし、自分は高橋仁胡のサッカーを見せたいと思っています。

 今はU―20日本代表でスペインに遠征しています。家族や友達も見にきてくれるので楽しみですね。国の代表として戦って、コンディションを上げて、新しいことを学んで帰ってきます。U―20アジアカップでPK失敗しましたけど、決して苦手ではないです。ミスは誰にでもあるし、メッシでも。もう一回あるなら絶対蹴りたいし、逆にそっちの気持ちが大切だと思ってます。

 攻撃が一番得意です。身長はあんまりないけど、ヘディングはまあまあ強いです。できる限りの力で戦っています。みんなの声は力になっています。スタンドから「ニコー!!」って呼んでください。

 ◇高橋 仁胡(たかはし・にこ)2005年(平17)8月16日生まれ、スペイン・バルセロナ出身の19歳。父がアルゼンチン人、母が日本人。生後6カ月でボールを蹴り、4歳からサッカーを始める。フットサルのプレーが評価され、19年2月にFCバルセロナと契約。21年にU―16スペイン代表に、22年にU―19日本代表に飛び級で選出された。バルセロナBに昇格できず、24年7月にC大阪入り。1メートル73、65キロ。利き足は左。

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