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新潟・石山青空 憧れ舞台で翼広げる 赤ちゃんの頃からビッグスワンのスタンドに 今度は夢のピッチに立つ

[ 2024年1月28日 04:30 ]

落ち着いたプレーが持ち味の石山
Photo By スポニチ

 沖縄・比屋根(ひやごん)キャンプ中のアルビレックス新潟は東京Vとの練習試合(○3―2)から一夜明けた27日、タピック県総ひやごんスタジアムで練習を行った。新潟U―18からトップチームへ昇格した高卒ルーキーのMF石山青空(18)は、練習試合での反省を生かしながら憧れのビッグスワンに立つことを目標に日々成長を目指す。

 27日に18歳の誕生日を迎えたチーム最年少の石山は「まだ若いので疲労はすぐに取れる。キャンプ中に18歳を迎えたのはうれしいけど、今はそれよりももっとうまくならないと」と必死に練習に食らいついている。

 23日のG大阪との練習試合(○2―1)では2本目にボランチとして出場し、落ち着いたボール運びを見せていた。だが、非公開で行われた26日の東京V戦は「地獄のゲーム。最悪でした」と自身のプレーに納得がいかない表情だ。「チームが勝てたのは良かったけど、相手が前から激しくプレスに来て、自分はミスが多くボールロストもあった」と反省しきり。「速いプレスに慣れていかないとだし、もっと技術を見せてプレスを剥がせるようにならないと」と課題は明確だ。

 昨季は新潟U―18に所属しながら4月に2種登録され、ルヴァン杯1試合に出場した。昨季もトップチームのキャンプに同行したが「やはりユース年代とはプレスの速さが違うし、判断スピードやターンして前を向くことを正確にやっていかないと」と刺激を受けている。ボランチやトップ下をこなし、豊富な運動量には定評があるが「もっと攻撃のスイッチを入れられるようにしていきたい。沖縄キャンプではもう1試合練習試合があるので、そこでしっかり課題を克服して得点に絡んでアピールしたい」と結果を出そうと必死だ。

 燕市出身で「赤ちゃんの頃からアルビの試合に連れて行ってもらったビッグスワンのピッチに立つのが夢」と話す。当時は矢野貴章(J2栃木)が好きだったという。「1試合でも多く試合に出て、アルビから世界へ羽ばたける選手になりたい」と大きな夢を追いかける。

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2024年1月28日のニュース