バルセロナのシャビ監督、今季限りの退任を表明　V逸が続き「この状況を許せない。変化が必要」

スペイン1部   バルセロナ3―5ビリャレアル （ 2024年1月27日    スペイン・バルセロナ ）

シャビ監督（AP）
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　バルセロナのシャビ・エルナンデス監督（44）が27日、今季終了後の退任を表明した。同日のリーグ戦でビリャレアルに3―5で敗れ、ビルバオに敗れた24日の国王杯準々決勝に続いて公式戦2連敗。14日のスペイン・スーパー杯決勝でも宿敵レアル・マドリードに敗れ、リーグ戦も3位ながらこの日の敗戦で首位Rマドリードとの勝ち点差が10に広がった。

　シャビ監督はラポルタ会長との会談後に会見を行い「6月30日でバルサの監督を辞めたい。バルサのファンとしてこの状況が続くことを許せない。我々には変化が必要」と発言。退任は数日前に決断したという。

　クラブ生え抜きのシャビ監督はMFとして活躍した現役時代にバルセロナで17年プレーし、767試合に出場して25のタイトルを獲得。メッシやイニエスタらと黄金時代を支え、スペイン代表でも2008、12年の欧州選手権連覇、10年W杯・南アフリカ大会制覇に貢献した。

　アルサド（カタール）で19年に現役を引退して同クラブで監督に転身。21年11月からバルセロナを率いて昨季は4季ぶりのリーグ優勝に導いた。

　今季はリーグ戦で大差をつけられている中で欧州チャンピオンズリーグでは3季ぶりに決勝トーナメントに進出。「残り4カ月に全てをささげる。自分は問題ではなく解決になりたい。今から6月までの間に状況を打開できると信じている」と巻き返しを誓った。