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岡山学芸館GK・平塚が止めた! プロゴルファーの父・哲二氏の助言思い出し…PK戦勝利導く

[ 2023年1月3日 06:00 ]

第101回全国高校サッカー第4日・3回戦   岡山学芸館0ー0(PK5ー3)国学院久我山 ( 2023年1月2日    駒沢 )

<岡山学芸館・国学院久我山>国学院久我山に勝利し笑顔を見せる平塚(中央)ら(撮影・西尾 大助)
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 2年生守護神の平塚が、岡山学芸館を初のベスト8へ導いた。国学院久我山のエースで10番のFW塩貝を中心とした厚みのある攻撃を封じ、0―0で迎えたPK戦。後攻の相手1人目は、その塩貝だった。「(相手は)10番で、これを止めたらチームが勢いづくと思った」。昨年4月からゼネラルアドバイザーを務める元東海大福岡の名将・平清孝氏の助言で両手を大きく上げて圧力をかけてから、左へひとっ跳び。右手でシュートを枠外へ、はじき出した。

 父はツアー6勝のプロゴルファー平塚哲二(51)。しびれる展開が続いた最終盤に「自分がファインプレーをしている姿を想像して“自分のところにボールが来い”とイメージしてやれ」という父の助言を思い出し踏ん張った。

 夏の全国総体はベスト8で敗退。最後の相手だった帝京を、都予選で下して選手権切符を手に入れたのが、この日戦った国学院久我山だった。因縁めいた相手を下し、ベスト4入りへ波に乗った。

 ◇平塚 仁(ひらつか・じん)2005年(平17)10月12日生まれ、京都府出身の17歳。小学校時代はアミティエ草津SC、中学校時代はMIOびわ湖滋賀でプレー。好きな選手はブラジル代表GKアリソン(リバプール)で、将来の夢はJリーグで活躍すること。尊敬する人は父。50メートル6秒0の快足も誇る。1メートル84、73キロ。

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2023年1月3日のニュース