ドイツのドーナツ!クラプフェン
ドイツの冬のイベントである「カーニバル」の際によく食べられるお菓子のご紹介!イースター前の断食期間に備えて「脂をしっかりと食べよう」と始まった風習から、揚げ菓子をよく食べるようになったといわれています。クラプフェンは地域や歴史によって呼ばれ方や指すものが異なりますが、今回はシューに似た生地にドライフルーツが入った、軽くふんわりとした食感ながらも外側はサクッとしたたまらないおいしさのレシピをご紹介します♪
材料 (15個分)
卵 ... 2個
水 ... 60cc
牛乳 ... 60cc
塩 ... ひとつまみ
有塩バター ... 50g
薄力粉 ... 80g
ベーキングパウダー ... 小さじ1/2
サラダ油 ... 適量
☆ラム漬けフルーツ
ドライフルーツミックス ... 80g
ラム酒 ... 大さじ1と1/2
★シナモンシュガー
砂糖 ... 大さじ2
シナモンパウダー ... 小さじ1
手順
1. 《下準備》薄力粉はふるう。卵は常温に戻し、よく混ぜる(溶き卵)。クッキングシートを7cm四方に15枚切る。
2. 耐熱容器にドライフルーツミックスを入れ、ドライフルーツが浸るくらいの熱湯(分量外:適量)をまわしかける。水気を切り、キッチンペーパーで水気をふきとる。ボウルに入れ、ラム酒を加えて混ぜ、汁気がなくなるまで30分ほどおく(ラム漬けフルーツ)。
3. 鍋に水、牛乳、バター、塩を入れて中火で熱し、沸騰させる。ふるった薄力粉を加え、火を止める。粉っぽさがなくなるまで手早く混ぜる。
ポイント: 牛乳は泡が立つまでしっかり沸騰させてください。薄力粉に含まれるデンプンを糊化させる役割があります。薄力粉を入れたらすぐに火を止めましょう。
4. 鍋を再び中火で熱し、ゴムベラで切るように水分をとばしながら1分ほど加熱し、生地がまとまって鍋からつるんとはがれるようになったら火からおろす。
ポイント: 加熱しすぎるとバターが浮き出てしまうため、加熱のしすぎには注意しましょう。テフロン加工の鍋は見極めが難しい場合があるのでアルミやステンレスの鍋がおすすめです。
5. 生地をボウルに移し、溶き卵の1/3量を加える。ゴムベラを押しつけながら、均一になるように混ぜる。残りの溶き卵は生地の固さを調整しながら少しずつ加え、その都度混ぜる。ツヤが出たらベーキングパウダーをふるい入れ、さらに混ぜる。ラム漬けフルーツを加え、全体がなじむまで混ぜる。丸口金をつけたしぼり袋に入れる(生地)。
ポイント: 溶き卵は、常温に戻した卵をよく溶いてから使用してください。加える量は生地のかたさを確認しながら調整し、生地をすくうと逆三角形にゆっくり落ちるかたさになるまで加えたらストップしましょう。なめらかでツヤがあり、生地が温かい状態(人肌程度)が仕上がりの目安になります。生地の温度が下がりすぎてしまうと、ふくらみが悪くなるので手早く作業してください。
6. 準備しておいたクッキングシートに生地を等分にしぼり出す。
7. 鍋に底から3cmほどの高さまでサラダ油を入れて170℃に熱する。5の生地をクッキングシートごと入れる。クッキングシートがはがれてきたら取り出し、きつね色になるまで時々転がしながら5〜6分ほど揚げる。同様に計15個揚げて油を切る。
ポイント: 温度が急に下がらないよう、2〜4個ずつ揚げましょう♪
8. ボリ袋に砂糖、シナモンパウダーを入れてふり、揚がった生地を加えてまぶすようにふる。