【若松ボート SGボートレースクラシック】本間正則の“超イイ値”は塩田北斗 弟子とともに鬼神と化す

[ 2025年3月29日 04:30 ]

5度目のSGで初優出を目指す塩田北斗
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 ボートレース若松のSG「第60回ボートレースクラシック」は準優メンバーが出そろった。勝負どころの5日目。「超イイ値」担当の本間正則記者は9Rの塩田北斗に期待した。

 塩田の予選ラストは鬼気迫る走りだった。4日目3R、コンマ01のスタートから捲り差して今節初1着。22年10月のとこなめダービー以来のSG予選突破だ。

 「レバーは全速で体だけ起こした。正解でしたね」

 北九州市出身で現在も在住。純地元の若松SGは今回が初参戦だった。

 「地元SGを走る機会なんか、なかなかない。自分は自力で権利を獲れるダービーとクラシックくらいしか出場できないし、それが若松で開催されただけでも流れがいい。ぎりぎりで出られたことも大きかった。レーサー人生で1番か2番かというくらい大事なシリーズ。気持ちを入れなくても勝手に入っている」

 関東地区選で出場権を持つ土屋のVで、予備選手から最後の繰り上がり。ドラマチックだったのはそれだけではない。2連対率トップの12号機を獲得し、予選は1号艇なしでも奮闘。「6号艇がなかった、プラスの方が大きかったかも」。機力を生かして4走目以外は全て舟券に絡んだ。

 「エンジンさまさま。突き抜けた部分はないが総合的に強い。この方がいい」

 唯一の弟子だった中田達也さんはレース中の事故で帰らぬ人になった。「達也が乗り移っていて一緒に走ってますよ。今のレースは達也を凄く感じてレース中に泣きそうになった。いつもは尻を叩いているけど今回は押してくれている。達也にSG優勝戦の景色を見せてあげたい」。弟子とともにSGベスト6へ、4日目と同じ3枠で鬼神と化す。

 【本間の買い目】9R、鋭く捲り差す。<3><4>、<3><1>、<3><5>流し。

 ◇本間 正則(ほんま・まさのり)1983年(昭58)1月28日生まれの42歳。静岡にいるめいが4月から小学6年生と聞き驚く。まだ4年くらいかと…。

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