【競輪】ドーピング違反の北井佑季からS級S班を剥奪 犬伏湧也をS班に追加選出

[ 2025年2月27日 18:38 ]

北井佑季
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 競輪を統括するJKAは27日、禁止薬物が検出された北井佑季(35=神奈川・119期)が、S級S班選出委員会においてS級S班から除外され、2月28日付けでS級1班に格付けされたことを発表した。

 これに伴い「KEIRINグランプリ2024」の補欠で次点だった犬伏湧也(29=徳島・119期)が4月1日からS級S班に追加選出されることも決定した。

 また、保留中だった北井の斡旋は3月から3カ月の停止とした(1月の立川記念の失格により、6月1日から1カ月斡旋しない処置も決定)。

 北井は昨年、静岡グランプリ前日の29日に行われたドーピング検査で、禁止薬物であるタンパク同化男性化ステロイド薬「メタンジエノン」の代謝物が検出された。

 今月20日に発表した段階では、その制裁として斡旋保留と24年の特別敢闘選手からの除外が制裁とされていたが、今回正式に決定した形だ。

 S級S班の剥奪は07年12月の創設後、初めて。また、斡旋停止期間は3カ月とされたが、選手会による自粛期間が設けられる可能性もあり、復帰までの期間が長引く可能性もある。また、1月の失格と斡旋停止による出走本数不足により、来年1月からの26年前期はA級となることが濃厚だ。

 ◇北井 佑季(きたい・ゆうき)1990年(平2)1月27日生まれ、神奈川県横浜市出身の35歳。近大中退。10~18年までサッカー町田ゼルビアなどJリーグ4チームでプレー。21年5月に静岡競輪場でプロデビュー。通算成績は345戦163勝。通算取得賞金は2億933万円。主な優勝は第75回高松宮記念杯(24年)。師匠は高木隆弘(神奈川・64期)。1メートル69、78キロ。血液型O。

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