【下関ボート ヴィーナスシリーズ第21戦】宇野弥生 最後に調整が合って今年初V 新設PG1に弾み

[ 2025年2月15日 22:12 ]

ヴィーナスシリーズ第21戦を制した宇野弥生      
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 ボートレース下関のヴィーナスシリーズ第21戦「北九州下関フェニックス杯」は15日の12Rで行われ、宇野弥生(38=愛知)が逃げ切って1着。昨年9月29日の児島G3オールレディース以来となる通算今年初優勝を飾った(下関では2022年4月27日のG3オールレディース以来2回目)。2着に守屋美穂、3着は孫崎百世が桜本あゆみとの競り合いを制した。

 カド4コースからコンマ03のトップスタートを放った井上遥妃を制して3コースの桜本がツケマイに出るも、宇野を脅かすまでには至らず。1周1マークを先マイすると、後続に差を広げてVゴールを真っ先に駆け抜けた。

 レース内容は盤石そのものだったが、本番までは苦悩があった。表彰式でヒロインは「今日(最終日)1日、1回もしっくり来ていなかった」と舞台裏を明かす。メドが立ったのは優勝戦メンバーによる特訓後で「気になったところがあったので、悔いのないよう“乗り心地が良くなりますように”と思って叩きました」とギリギリまで調整に励んだ。

 その願いが通じたのか「展示から、これはいいかもしれない。昨日(5日目)のような不安はなかったです」と納得のいく状態に仕上がり、通算23回目の優勝を手に入れた。

 気分良く下関を後にして、次なる戦いは新設プレミアムG1「第1回スピードクイーンメモリアル」(19~24日、浜名湖)。「深追いせず、いつも通りやれることをやっていきます」と静かに意気込みを語り「変わらずに、これからも私らしくやっていきます」と、決めゼリフを交えて締めくくった。

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