【三国ボート G1近畿地区選手権】井上一輝 〝傾向〟つかんだ三国で大仕事を成し遂げる

[ 2025年2月7日 18:50 ]

準優勝戦10Rで2着に入った井上一輝
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 ボートレース三国のG1「第68回近畿地区選手権競走」6日目は1Rから安定板装着、8Rからレース2周、周回展示1周で行われた。10Rからの準優勝戦では、馬場貴也が12Rで1着となるも待機行動違反で賞典除外となった。

 準優勝戦1発目の10R。井上一輝(30=大阪)はスタート展示のカド4コースから本番は「想定外」の枠なりスロー発進に。それでも展開を捉えて最内を差すと、吉川元浩の追い上げを封じて2着。先月19日の江戸川69周年記念以来となる3回目のG1優出を決めた。

 躍進を支えるのは、2連対率30%未満ながら万全のレース足を誇る50号機の後押しがあってこそ。ファイナルへは「この足をキープして、展開があったら突けるようにしたいです」と準優同様に虎視たんたんとチャンスをうかがう構えだ。

 舞台の三国は「今まで苦手でした」と語っていたが「優勝した去年の8月(6~9日)と12月(23~28日)に走って、傾向がつかめました。この日のためだったんですね」と、マイナスイメージをぬぐい去ることに成功した。

 この勢いで「何とかして乗りたいんで、少ないチャンスをモノにしたい」と語るSGオーシャンカップ(7月22~27日、徳山。6日現在、17ポイントで推定46位)出場に一歩も二歩も近づいて、同時に近畿チャンプの座を射止める大仕事を5号艇から成し遂げるか。しかと見届けたい。

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