【峰竜太の“アロハな気分”特別版】15日開幕ウエスタンヤング　頑張れ！7人の佐賀支部勢

ボートレースオールスターを制した定松勇樹
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　ボートレースからつのG3「第11回ウエスタンヤング」が15～20日の日程で開催される。

　ボートレースオールスターを制してSGウイナーの仲間入りを果たした定松勇樹が地元に凱旋。同じくSG覇者の羽野直也らスター候補が集結して覇を競う。

　そこで地元のスーパースター・峰竜太に登場してもらい、7人が参戦する佐賀支部勢へエールを送ってもらった。毎月第4水曜日に掲載している“アロハな気分”特別版。峰自身の思い出話とともにお楽しみあれ。

　■峰竜太をやっつけるぞ～的なノリ

　－－最初で最後の出場だった第1回ヤングダービーは優勝戦1号艇でF。

　「そうですね。派手に散りました。でも、そこからは思い切りSGとか記念戦線に行ったので、登竜門みたいな感覚ですね。あとは初出場の新鋭王座（07年、大村）が準優で負けて（3号艇で4着）、控室で古賀繁輝君と泣いたのを覚えています。新鋭リーグはあまり走らなかったけど、走れば優勝していましたね」

　－－近い世代の選手たちとの戦いは普段と違う気持ちになるのだろうか。

　「勝って当たり前みたいな扱いで走っていましたね。最後の方はSGもバリバリ走っていたし、賞金王のカッパを履いていました。同世代だけのレースも楽しいですよ。話し相手も多いし、あとは峰竜太をみんなでやっつけるぞ～的なノリがあるんですよ！それをコテンパンにして“出直してこい！”とか言い合っていましたね」

　－－当時から“打倒・峰竜太”のような流れがあった。

　「みんなで峰竜太以外を応援するんすよ。その感じが僕はめっちゃ楽しかったっす。抽選で僕がワースト機を引いたら、みんながよっしゃー！みたいな。そんで、終わってみたら優勝していましたね（笑い）。今ではなかなか一緒のレースになれない選手もいるので、寂しさもありますね」

　－－ヤングダービーで一緒にFに散った土屋智則もSGを制した。

　「いろいろと経験して勝ち方を覚えていくんです。タイトルの獲り方とか」

　新鋭時代の経験が血となり肉となっているようだ。

　■定松勇樹は天才努力タイプ

　ここからは15日から始まるウエスタンヤングの話題。地元勢は山崎鉄平、牧山敦也（弟子の山田康二の弟子）、山本梨菜、安河内健（峰の弟子）、末永和也（弟子の上野真之介の弟子）、定松勇樹（峰の弟子）、常住蓮（弟子の山田康二の弟子）の7人が出走する。それぞれの選手のイメージを聞いてみた。

　「鉄平は完全マイペース人間。敦也はラグベ（峰一門のラグーンベース）の勢いに付いてこようと頑張っています！梨菜ちゃんは持ち前の運動神経の良さがいい感じに出ていますよね。女子の中でもテクニックを持っている方ですよ。和也は内なる闘志を秘めるタイプ。定松は天才努力タイプ。蓮は冷静クレバータイプって感じですね」

　－－A級の安河内、末永、定松はSGを経験した。最年少の常住も7月からA1級に復帰する。

　「健は運動神経のレベルが高くて、ペラもうまい。フライングが減ったらね。ターンのキレは高いんで爆発しますよ。ちょっとミスが多いけど、捲り差しは鮮烈。トップレーサー級ですね。定松はエンジンの出し方とかがルーキークラスでは抜けています。もう僕の手前くらいまで来ています。和也はまだターンで勝負している感じ。蓮はちょっと2人（末永、定松）からするとスキル面、エンジン出し面では後れをとっていますかね。和也と定松の2人が切磋琢磨しまくっているんで、簡単に誰も追いつけないと思いますよ」

　－－まな弟子の定松が先月、オールスターでSG制覇。

　「定松が1番強くなるってこの前、和也に話していたら本当に獲りました。師匠やライバルの環境に恵まれすぎていますね。そこに才能がかけ合わさって爆発している感じかな」

　－－最後に地元7人へのエールを。

　「全員が地元の特別戦の看板を背負う責任を感じて、優勝を狙って走ってほしいですね。その責任感が今後強くなった時に自分を成長させてくれるので」

　初日の15日には野田なづきとのトークショー（8R発売中）で、からつ本場に足を運ぶ予定。峰は後輩たちの奮闘を心待ちにしている。

　◇ウエスタンヤング　ヤングダービーのプレシリーズとして14年に創設された。尼崎以西の支部で、満30歳未満の勝率上位者によって争われるG3競走。住之江以東はイースタンヤング。優勝者にはヤングダービーの優先出走権が与えられる。これまで第1回からの5連続を含め7大会で福岡支部がV。佐賀支部の優勝はまだない。からつでは初開催。