【下関ボート・PG1第10回ヤングダービー】入海馨　さあマジック1

入海馨
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　＜下関24日12R＞　慌てず騒がず、準優11Rで逃げを決めた入海馨（27＝岡山）が2年前の徳山ヤングダービー以来、2度目のG1優出。ファイナル1号艇を手にして、G1初優勝に王手をかけた。

　「まだ、ちょっとどきどきしてます。（スタートは）だいぶ放りながら行きました。行き足が良かったので、とにかくしっかり入れようと」

　レース後のインタビューでは興奮を隠せなかった。強いホーム追い風が吹いて安定板装着の中での戦い。G1の準優勝戦で事故は起こせない、勝負を考えると遅れるわけにはいかない重圧のかかる中でコンマ12のスタートを決めて、1マークを先マイ。すぐに後続を引き離した。

　「余裕があると思います。特徴は行き足とターン回りで、そこは特に気に入っている。直線は伸びているというよりは、行き足の延長でやられることはない。暢さん（上條暢嵩）と（小池）修平がいいと思うので、一緒ぐらい行けたら。差はないけど、ちょっとのズレで変わるんじゃないかな。このままいけたらいいなというぐらいの仕上がりはしていますね」

　上がりタイム差で上條を上回り、シリーズリーダーの座を手にした。その流れを最後まで手放したくない。「（G1初優出の）2年前と、ちょっとでも成長できたところを見せられたら。あとひとつ、頑張ります」。最後もビシッと逃げてG1初優勝を目指す。