【西武園オールスター準決勝】スター候補の犬伏湧也が決勝一番乗り「やれるのかなというのはあった」

2度目のG1ファイナルを決めた犬伏湧也
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　＜西武園5日目9R＞　次世代スター候補の犬伏湧也（28＝徳島）が準決勝9Rを逃げ切りファイナル一番乗りを果たした。「作戦通りだった。いいペースで行けて良かった」と振り返る会心のカマシ先行。「山口（拳矢）君がジャンくらいで前へ行ってくれたので、それを目標に行くだけだった。ちょうど2センターくらいで隊列が上へ行ってスピード差をつけられた」と迫力満点の踏み込みで圧倒してみせた。

　自信を深めた1勝だ。G1初決勝の5月平塚ダービー準決勝は3着で勝ち上がったが脇本雄太に完敗の内容。「力の差を感じた」。その脇本は4日目の落車で途中欠場したが「古性（優作）さんがいる中で仕掛けられたのは大きい」とグランプリウィナーの大きな壁を乗り越えたことに胸を張った。

　「割といいスピードで行けたので脚の状態はいいのかな。アップの時から脚の感じが良かったし、やれるのかなというのはあった」と確かな手応え。一次予選2走目から3連勝で調子も気持ちも乗ってきた。平塚ダービーは決勝9着だっただけに「確定板に乗ってラインで決まるように意識したい」と気合を込めた。