注目は巴賞馬券圏外&6歳馬 ルビーカサブランカに熱視線

[ 2023年7月11日 05:18 ]

函館記念の年齢別成績
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 夏の函館最終週を飾る名物ハンデ重賞「第59回函館記念」は過去10年で1番人気がわずか1勝。2桁人気が8頭も馬券に絡んでいる大荒れ重賞だ。人気馬の見極め&穴馬探しが必須。過去10年のデータから導き出した本命候補は?

 【ローテ】3着以内馬延べ30頭で前走が重賞だった馬が22頭、巴賞組が6頭で大勢を占める。前走が条件クラスだった馬は【0・0・1・5】。サンプル数が少ないため判断が難しいが、好走ローテとしての実績は少ない。重賞組で好走率が高いのは目黒記念の【2・2・0・8】、エプソムCの【2・1・0・7】。目黒記念組は21年2着アイスバブル、22年2着マイネルウィルトスと2年連続で連対しているが、今年は目下抽選対象のフォワードアゲンだけ。

 【前走着順&人気】前走6着以下から巻き返して馬券に絡んだのが実に17頭。とりわけローテ別で目を引くのが巴賞組だ。過去10年で連対した5頭は全て巴賞では馬券圏外だった。一方、巴賞連対から挑んだ馬は【0・0・0・14】と全て4着以下に敗れ、同3着馬の好走も16年ツクバアズマオー(3着)だけ。今年の上位馬アラタ、ドーブネ、テーオーシリウスはデータ的には厳しい。

 【年齢】2年連続で6歳馬が1~3着を独占。この6頭中5頭は前走で4着以下に敗れていた。近年は高齢馬が活躍しており、過去5年で6歳以上は【3・4・2・35】。前走4着以下の6歳馬は【2・1・2・18】(複勝率21・7%)だ。

 【結論】6歳馬ルビーカサブランカに熱視線を送る。巴賞で5着に敗れたが、むしろ前走で力を出し切れなかったことが好材料。牝馬は18年にエテルナミノルがマーメイドS11着から変わり身を見せ13番人気3着と激走した。重量による目立った成績の違いはなくハンデ55キロも減点材料にはならない。他には同じ6歳で日経賞7着から反撃を期すキングオブドラゴンも侮れない。(データ班)

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2023年7月11日のニュース