米殿堂入り“名手”エドガー・プラード引退「愛する家族と過ごす時間を大切にしたい」

[ 2023年6月22日 05:00 ]

 08年に米国の殿堂入りを果たした名手エドガー・プラード(56)が現役を引退することを発表した。20日、米競馬メディアのブラッドホース電子版が報じた。南米ペルー出身の名手は18日の「父の日」に引退を決断。「愛する家族と過ごす時間を大切にしたい」と理由を明かしている。1月6日のガルフストリームパーク競馬場での騎乗が現役最後となった。

 北米では通算3万9725戦に騎乗し歴代8位となる7119勝。97~99年には3年連続で北米最多勝騎手に輝いた。06年にはバーバロでケンタッキーダービーを制覇。米クラシック最終戦のベルモントSは02年サラヴァ、04年バードストーンで2勝。いずれもウォーエンブレム、スマーティージョーンズの3冠制覇を阻止する勝利で、数々のビッグレースでファンの印象に残る活躍を見せた。

 日本では94年に中山競馬場で行われた第3回ヤングジョッキーズワールドチャンピオンシップで優勝。ワールドスーパージョッキーズシリーズ(現ワールドオールスタージョッキーズ)には01、03~08年に7回出場した。

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