【津・G1ツッキー王座決定戦】峰　A1復帰後G1初制覇！全場制覇へあとは蒲郡

笑顔で「アロハ」ポーズを決める峰竜太
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　ボートレース津の開設71周年記念「G1ツッキー王座決定戦」は14日、第12Rで優勝戦が行われ、峰竜太（38＝佐賀）が激戦を切り抜け、A1復帰後初のG1優勝を飾った。2コースから捲った地元の高田ひかるを3コースから差した桐生順平がバックで先頭に立ったが、握り差しから猛追した峰が2Mで会心の捲り差しで追い抜いた。高田が2着。3着に桐生が入った。

　伸びを強化した高田の2コース捲りを想定。「どうやったら優勝できるか。勝てるパターンを想定してイメトレしました。想定した通りの展開。そしたら勝手に体が反応しました」と峰。全盛時のターンの感覚を取り戻し1周1Mは握り差し。そして2Mも会心の捲り差し。これが決まり、21年10月のびわこ69周年以来となるG1Vをつかんだ。

　22年2月のペナルティーによる4カ月の出場停止でB1降級となった峰。A1級に戻り、今年1月の若松70周年からG1戦線に返り咲き。前走の三国69周年で復帰後初のG1優出を決め、今回はきっちり優勝をたぐり寄せた。

　「もういいかと諦めた時もあったけど、これで光が差してきました。何とか行けるところまで行きたい」。今回の優勝で全場制覇へ残るは蒲郡のみ。6月のG168周年に出場が決まり、10月にはSGダービーも開催される。全24場制覇を達成なら、夢の3度目グランプリ制覇へ一気に加速していきそうだ。

　【次走】優勝した峰竜太は21日からのからつ一般戦で宮地元輝、山田康二、上野真之介らが出場。松山将吾は20日からの徳山一般戦で土屋智則、近江翔吾、丸野一樹らと優勝を争う。高田ひかるは22日からの鳴門G3オールレディースで田口節子、平高奈菜、守屋美穂らが相手。桐生順平は5月2日からの戸田一般戦で黒井達矢、中田竜太、佐藤翼らが参戦。久田敏之は18日からの芦屋一般戦で菊地孝平、西山貴浩、川野芽唯らと相まみえる。瓜生正義は18日からの若松PG1マスターズチャンピオンで松井繁、井口佳典、田村隆信ら強豪とVを競う。