【菊花賞】ボルドグフーシュ 内差し!スローでも前有利とは限らない

[ 2022年10月22日 05:20 ]

ボルドグフーシュ
Photo By 提供写真

 G1企画「展開王」は秋初戦のスプリンターズSが◎△☆で3連単46万8950円を東京・高木記者が的中。先週の秋華賞は大阪・坂田記者が推したナミュールが2着に入った。今週は大阪・田村記者があす発走「第83回菊花賞」の展開をズバッと予想。内枠の差し馬が有利と読み、2枠4番ボルドグフーシュに◎を打った。

 典型的な逃げ馬不在。ビーアストニッシド、アスクビクターモアが前に行く。2コーナー出口付近のスタートから最初のコーナーまでにある程度、隊列は決まる。道中はスローペースが濃厚だろう。

 一見、前有利に思えるが中盤辺りから展開が激しく乱れる。ディナースタは1勝クラス、2勝クラスと札幌芝2600メートルの連勝が中団からのロングスパートで押し切った。スタミナに自信があり、2周目の向正面から仕掛けるシーンが大いに予想できる。それと同時に動くのが最内枠のガイアフォースだ。東のトライアル・セントライト記念1着のレース運びを見ても勝負どころで徐々にポジションを押し上げ、4角手前で先頭を射程圏内が理想の形。最内でグッと脚をためて直線勝負…ではなく、道中のどこかで外に持ち出し、自ら動くと予想した。

 先行勢は後続の殺到で仕掛けが早くなる。京都の平たんコースならまだしも、最後は阪神の急坂が待ち構えている。バテていく先行勢を尻目に差し馬が浮上。ゴール前で形勢はガラリと変わる。

 どの馬が差してくるか。阪神芝3000メートルの内回りは約1周半でコーナーが6回。当然、経済コースを通ることができる内枠有利が定説だ。本命は神戸新聞杯3着をステップに参戦するボルドグフーシュ。その前走は道中15番手で脚をため、馬群の外から上がり3F34秒3とメンバー最速の脚を使った。宮本師は「あのメンバーを相手にどこまで末脚が通用するのかを見てみたかった」と振り返った上で「内容も良かったし、上出来の走りでした」と評価する。

 キャリア8戦のうち6戦で上がり3F最速をマークしている。前走、4角であれだけ外を回して追い込んできたのだから、決め手は最上位だろう。宮本師は「叩き2走目で確実に状態は上向いている。武器の末脚を発揮できる展開なら楽しみやね」と期待を寄せた。今回は2枠4番。勝負どころでもうひと脚をためることができれば、ゴール前はさらに切れ味が増す。

続きを表示

2022年10月22日のニュース