【前橋・G1寛仁親王牌】井上 11Rは寺崎先制で番手稲川、吉岡 12Rは郡司新車で絶好調だ

[ 2022年10月20日 05:00 ]

鬼脚・井上茂徳とF1・吉岡稔真コラム「最強ライントーク」
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 吉岡 今年の残すG1は寛仁親王牌と競輪祭。古性(全日本選抜、高松宮記念杯)と脇本(ダービー、オールスター)がG1を取り合う状況で賞金争いがし烈。賞金争いをしている(山田)庸平(9位、19日現在)や荒井(13位)は一走一走、気が抜けません。

 井上 近畿以外の他地区の逆襲にも注目したい。ただ先頭を走る自力型は斬り込み隊長でありながら本人も勝ち上がらないといけない。そういう意味では前橋は面白い舞台だ。

 吉岡 今回は脇本が不出場。他の選手から見たらG1を獲るチャンスが1個増えたことになります。屋外であれだけ強い脇本がドームを走れば手がつけられないですからね。

 井上 ではメイン12R理事長杯を占う。昨年の静岡グランプリと同じS班9人だが並びが変わった。守沢は古性の後ろを指名。古性の位置取りの厳しさ、レースのうまさが魅力だったのだろう。短走路だからこその選択だ。

 吉岡 僕は郡司、松浦、古性の3人の調子がいいとみています。その中でも郡司は共同通信社杯から新車にして勝手に自転車が動いている。自転車と体がマッチしている動き。

 井上 私も同感で郡司が中心。トップスピードが高い選手で安定感がある。スピードの切れ味は現時点でNo・1じゃないかな。吉田拓がハナを切るが、番手が宿口なら通過しやすく<5><7>が本線。関東勢は平原が番手の方が車券的にも狙いやすかった。

 吉岡 宿口では郡司の動きに対応できないという見解で一致です。ライン2車でもカマして行く可能性がある郡司から(佐藤)慎太郎への<5><7>。その3番手に古性がいたケースだと<5>=<1>。古性と松浦は同タイプですが1番車の分、古性の方が好位を取りやすい。

 井上 郡司が後方に置かれる展開なら宿口―平原に好展開。その流れなら吉田拓の先行は簡単に捲られないので、古性後位の守沢、松浦後位の清水が突っ込んでくる。穴党は<6>=<2>に<4>と<9>を絡めてはどうか。

 吉岡 10Rは山崎が鍵を握っている。世界選の仏国帰りで時差ぼけ。一走して力を出し切った方がいいと考えれば真杉相手でも駆けていくか。先手の流れなら(井上)昌己から園田で<6>=<4>。真杉がすんなり駆けたら真杉―諸橋―和田―鈴木の順で逃げていると思うので、この4人で決まるでしょう。

 井上 11Rは徹底先行が不在だが、意外と寺崎が脚を使わずに逃げられる。他のラインは近畿勢を呼び込み3番手が欲しい。番手有利な稲川の差しで<6><3>。

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2022年10月20日のニュース