【佐賀10R　第22回サマーチャンピオン（Jpn3）】初ダート何の　（6）ラウダシオン　実績信頼

ラウダシオン

　本命に推すのはラウダシオン。一昨年5月のG1「NHKマイルC」と昨年のG2「京王杯スプリングC」（いずれも東京）を制するなど中央5勝の実績を誇る。今年2～3月の中東遠征を含め、近況はやや物足りない結果が続いており、今回は初ダートというのも気になる材料。もっとも実力の高さからすれば、問題なく対応しそうだ。積極的な走りで「京王杯スプリングC」以来の勝利をつかみ取る。

　相手はコンバスチョン。こちらは昨年6月のデビュー以来ダート一筋で、ここまで3勝マーク。3月のドバイ「UAEダービー（G2）」は11着、前走の6月東京「ユニコーンS（G3）」は9着だったが、しっかり立て直すはず。53キロの重量も有利に働きそうだ。

　中央4勝で4月に大井「東京スプリント（Jpn3）」で重賞初制覇を果たしたシャマルもラウダシオン、コンバスチョンに劣らない実力馬だ。昨年2着だったサクセスエナジー、5月の中京「栗東S」を制したレディバグも侮れない。

　▼ラウダシオン（斉藤崇師）初めてのダートですけど、きょうだいがダートで走っていますからね。1400メートルの距離はいいと思うけど、コーナー4つのこの距離はやってみないと分からない。力のある馬なので諦めずに走ってくれれば。

　▼コンバスチョン（伊藤圭師）夏負けすることもなく元気ですよ。小回りコースになるけど、園田とかいろんな競馬場を経験しているから心配ない。順調にきているので楽しみ。

　▼シャマル（松下師）前走後はリフレッシュを図り、疲れを取りました。順調にきていますね。前走が初めての1400メートルでしたけど、頑張ってくれました。距離にメドは立ちましたね。去年、夏の新潟を3回走りましたし、この時期は大丈夫です。

　▼サクセスエナジー（北出師）攻めで動くタイプではないし、どちらかといえば実戦型ですね。もまれない方が良かったりと注文はつくけど、この条件はぴったりだと思います。

　▼レディバグ（北出師）17日に（酒井）学に乗ってもらって感触をつかんでもらった。少し足りない感じがあったけど、このひと追いで良くなった。2歳の時に園田も経験しているし、この条件も大丈夫だと思います。

　▼コウエイアンカ（保利平師）夏場がいいタイプで調子はいい。ここを目標にしてきて順調にきている。追い切りも反応、動きともに良かった。最近は千二ばかり使っているが、この距離も守備範囲。相手がこれまでとは違うけど、楽しみにはしている。

　▼リュウノシンゲン（山田徹師）馬の状態は変わらないけれど、JRA勢は強い馬がそろっているし、レースではどうか。位置取りもレースになってみないと分からない。

　▼ナンヨーアミーコ（矢野師）前走は佐賀初戦で初ダートだったが、砂を嫌がるタイプではなさそう。ダート2戦目での変わり身に期待したいね。

　▼スーパースナッズ（手島師）相手が強い。出たなりの位置で下がってくる馬を何頭かわしきれるか。馬はコンスタントに使える状態にはある。

　▼キタカラキタムスメ（川田師）ここに出してもらう以上、おかしな競馬はしないと思う。暑さの影響は少しあるが、今ある力を出してほしい。