【船橋・習志野きらっとスプリント】ギシギシ重賞初制覇！ゴール前差し切る首差勝利

キモンルビー（右）をゴール前で差し切ったギシギシ
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　地方交流重賞のスポニチ賞「第12回習志野きらっとスプリント」が26日、船橋競馬場で行われた。1番人気のギシギシがゴール前差し切り優勝、重賞初制覇した。栗田裕師は12年のアフター5スター賞（ジーエスライカー）以来10年ぶりの重賞勝利となった。同馬には「第29回アフター5スター賞」（S3、9月8日、大井）、「第56回東京盃」（Jpn2、10月5日、大井）への優先出走権が与えられた。

　残り200メートル。先に抜け出したキモンルビーは4馬身先。セーフティーリードと思えたが笹川は諦めなかった。右ステッキの連打。手綱で馬体を立て直してまたステッキが入る。それに応えるように末脚に火が付いた。一完歩ごとに差を詰めると最後の最後、ゴール前できっちり首差差し切っていた。

　「1000メートル戦の4コーナーであの位置は絶望的だったけど、伸びるのは分かっていたので最後まで諦めず追った。これなら中央馬相手でもやれると思った。今日は少し忙しかったので大井の1200メートルとか他のコースでも楽しみになった」と満足感たっぷりに笹川は振り返った。栗田裕師もこの勝ちっぷりに「次は矢野に戻る。具体的なレースは未定だが、最大目標はJBC（11月3日、盛岡）」とビッグタイトルに照準を定めた。

　◆ギシギシ　父アルデバラン2　母ラーニー（母の父ハーツクライ）　牡4歳　大井・栗田裕光厩舎　馬主・（有）フォレブルー　生産者・青森県東北町のフォレブルー　戦績16戦9勝　総獲得賞金7763万円