【中京記念】カデナは6着　聖奈、後方待機策不発も決め打ちは新人らしからぬ度胸

中京記念で6着だったカデナと今村聖奈はコンビ継続で小倉記念へ
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　これも競馬だ。CBC賞に続く重賞連勝に挑んだ今村騎乗のカデナは6着。掲示板に載ることはかなわなかった。

　スタートから大胆な最後方待機を選んだ。結果的に伏兵に逃げ切られる皮肉な展開となったが、後方から末脚に懸ける、決め打ちは新人らしからぬ度胸。4コーナーを13番手で回り、直線は百戦錬磨の末脚を伸ばすが7頭をかわしたところがゴール。スポットライトを浴びる18歳は結果と現実を冷静に見つめていた。検量室でひと呼吸、ふた呼吸置き、絞り出すように口を開いた。

　「たくさんジョッキーがいる中で、トップハンデの馬の騎乗依頼を頂き、オーナーをはじめ、関係者の皆さまに感謝しています。結果を出せずに申し訳ありません。馬は精いっぱい頑張ってくれました」

　小倉4週目は17頭に騎乗したが2着2回、3着3回と惜敗が続き、4週連続勝利はならなかった。それでも今夏の話題を独占するゴールデンルーキー。全ての結果を自身の糧とし、前へ突き進むのみ。今週はアイビスSD（31日、新潟）でオヌシナニモノに騎乗。まだまだ熱い夏は続く。