骨折から復帰の矢野貴之、連対率30％超え！巻き返しに注目

矢野貴之
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　【大いに気になる!】先週の船橋開催で1日5勝を挙げるなど計9勝。気温の上昇とともに調子を上げてきたのが矢野貴之（36＝大井）だ。

　それでも「ケガをした箇所の違和感はなくなったが、（騎乗していて）まだレースぶりがハマっていない感じ。いい馬に乗せてもらっているのが大きい」と独特の言い回しで現状を振り返った。

　昨年暮れの12月30日に落馬。鎖骨を骨折して戦線離脱した。復帰したのは1カ月余後、2月8日の船橋開催だった。「もうこれは治らないと医者に言われた」という右の患部は骨が突起した状態で痛々しい。それでも乗り運動から調教、そしてレースと段階を追って復帰してきた。この大井開催に入っても勢いは増すばかり。3日目までに6勝を挙げ南関東リーディングも“定位置”の上位に顔を出してきた。

　「昨年はうまくまとまった成績を残せたが、今年は出遅れたから…。ただ、自分的にはナイターの方が間違いなく調子が良くなる。先は長くなるが最近2000勝（24日現在1759勝）という数字が見えてきたので、そこを目標に一鞍一鞍大事に乗りたい」

　連対率はさすがの30％超え。馬券でも頼りになる、得意の季節を迎えたこの男の巻き返しパフォーマンスに注目だ。