【新潟記念】ミルコ　５年半ぶりコンビ・ダコールで人馬とも逆転Ｖへ

　【東西ドキュメント・栗東＝１日】「新潟ＬＯＶＥ」を公言する鞍上が不気味だ。ミルコ・デムーロは新潟記念のダコールで約５年半ぶりにコンビを組む。昨年は６番人気パッションダンスを、前々から絶妙な仕掛けで導き後続をシャットアウト。

　「馬場がきれいだし、直線が長いコースは得意。あと、体が柔らかくなる暑い夏も合っているのかも。部屋でもクーラーは使わず扇風機で過ごすぐらいで、汗をかくのが大好きだから」

　昨年サマージョッキーズシリーズは３７ポイントを獲得して優勝。今年も２９ポイントで首位の戸崎に２ポイント差。先週ＷＡＳＪも優勝と、名手が勢いに乗る。「モレイラばっかり（勝って）で、悔しかった。でもＷＡＳＪで優勝してリベンジはできた。このままサマー（ジョッキーズ）チャンピオンも狙いたい」。

　騎乗するダコールも勝てばサマー２０００シリーズ逆転優勝。「直線でフワフワするみたいなので、最後まで集中して走れれば」。人馬とも頂点へ――。細原は期待せずにいられない。