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【ボクシング全日本】坪井智也 「敵なし」証明の圧勝V アジア大会代表の吉沢颯希&田口綾華らも順当優勝

[ 2023年11月26日 21:55 ]

ボクシング全日本選手権最終日 ( 2023年11月26日    東京・墨田区総合体育館 )

男子フライ級で優勝した坪井
Photo By スポニチ

 各階級の決勝が行われ、男子フライ級は21年世界選手権覇者の坪井智也(自衛隊)が優勝。パリ五輪出場権がかかる来年2月の世界予選(イタリア)の代表入りを決めた。

 決勝でも圧巻の内容だった。素早い出入りから高速ジャブを上下に散らして相手を寄せ付けず。昨年同級王者の牧野草子(自衛隊)を5―0の判定で下して17年以来の全日本優勝を成し遂げた坪井は「おそらく最後の全日本になると思う。勝ててよかったし、坪井は国内で相手がいないと分かってくれたと思う」と淡々と話した。

 16年のリオ、21年東京五輪出場はかなわず今回は「三度目の正直」としてパリ五輪出場を目指す。3位に終わった杭州アジア大会後は生活面から見直し、一日一食だった食事を2食に増やすなど、自身の体調面と真剣に向き合ってきた。「あとはオリンピックで金メダルを獲るだけ。いけると思います」と来年の世界予選を見据え強気に話した。

 杭州アジア大会代表勢も順当に優勝。女子フェザー級では吉沢颯希(日体大)が1回2分11秒でRSC勝ち。日体大の先輩で昨年の決勝で敗れた入江聖奈さん後継に名乗りを上げ「聖奈さんを超えられるように頑張りたい」と話した。

 女子ライト級の田口綾華(自衛隊)は判定勝ちにも悔しさをにじませ「力んでしまって自分の攻めができなかったが、世界予選に向けて練習を考えながらやっていきたい」と前を向いた。

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2023年11月26日のニュース