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藤田健児 1回に左オーバーハンドでダウン演出 元世界ランカーに大差判定勝ち

[ 2023年10月12日 18:25 ]

FEDELTA presents TREASURE BOXING PROMOTION 4 WBOアジア・パシフィック・スーパーウェルター級タイトルマッチ12回戦 ( 2023年10月12日    東京・有明アリーナ )

<フェザー級8回戦 藤田・サンティシマ>8回、攻める藤田(右)(撮影・大城 有生希)
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 ボクシングアマ10冠の藤田健児(29=帝拳)が元世界ランカーのジョー・サンティシマ(27=フィリピン)を3―0判定で下し、デビューから5連勝とした。

 1回にいきなり「狙っていた」と話す左オーバーハンドでダウンを奪うなど、終始圧倒。「常に動いて攻めることができた」と手応えを口にした一方で終盤はスタミナ切れ。「相手のパンチを警戒し見過ぎてしまった。最後まで倒せる体力技術をつけていきたい」と体力不足を課題に挙げた。

 藤田はアマ時代174戦153勝21敗のエリート。この日対戦したサンティシマは、アマ時代からのライバル、堤駿斗(24=志成)の東洋太平洋王座決定戦(5月、後楽園ホール)の相手。堤はサンティシマに12回判定勝ちだっただけに「指標となる相手。今回はどうしても倒したかった。自分は倒せるというところを見せたかったができなかった」と悔しさをにじませた。

 来年で30歳を迎える藤田は「目に見えてタイトルがほしい。来年は日本、東洋(太平洋)、アジア(WBOアジア・パシフィック)のどこかに挑戦したい。年齢も年齢なんで世界を目指したい」と意気込んだ。

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2023年10月12日のニュース