カシメロが来日「尚弥に勝てるのは俺だけ」早くも次戦見据え挑発　10・12小国以載と対戦

成田空港に到着し、ポーズを決めるカシメロ（撮影・前川　晋作）
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　プロボクシング元世界3階級制覇王者のジョンリール・カシメロ（34＝フィリピン）が5日、成田空港に来日した。12日に元IBF世界スーパーバンタム級王者の小国以載（35＝角海老宝石）との同級10回戦（東京・有明アリーナ）が行われる。

　派手な金色のネックレスにサングラス姿で登場したカシメロは「無事に到着したので試合を楽しみにしています」と話した。日本にはトレーニングや旅行で訪れたことは過去2度あるそうだが、試合での来日は今回が初めて。「この試合に向けて2カ月半ぐらいトレーニングしてきた。良いパフォーマンスを見せるのでよろしくお願いします」と力を込めた。

　小国は対戦相手の動きを徹底的に研究して対策を練ってくるタイプ。それでもカシメロは「小国が見ていても俺はかまわない。自分のスタイルで戦う」と余裕を見せた。

　以前からWBC＆WBO世界同級王者の井上尚弥（30＝大橋）との対戦を熱望しており、今回の小国戦はその“前哨戦”として位置づけている。「大事な試合なので、勝って井上尚弥戦につなぐ試合になると思う。尚弥に勝てるのは俺だけなので、早く試合したい」。いつも通りの挑発的な発言で早くも次戦を見据えた。