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30日モンスタートーナメント準決勝で堤VS増田 増田は天心からの珍アドバイス?で初タイトル奪取だ

[ 2023年8月29日 16:13 ]

前日計量をパスした堤(左)と増田
Photo By スポニチ

 WBC&WBO世界スーパーバンタム級王者・井上尚弥(30=大橋)の名前を冠した賞金トーナメント「井上尚弥バンタム級4団体統一記念杯 バンタム級モンスタートーナメント」の準決勝となる、日本バンタム級タイトルマッチ10回戦が30日、東京・後楽園ホールで行われる。

 29日の前日計量では日本同級王者・堤聖也(27=角海老宝石)と同級2位・増田陸(25=帝拳)が顔を合わせた。ともに53・4キロで一発クリアし、王者・堤は「(相手は)素晴らしい左を持っている。もらわないように僕のパンチを当てていきたい。タフな試合になると思う」と警戒心を強めた。

 増田とは大学時代のリーグ戦で対戦(判定勝ち)した堤は、今年2月にもスパーリングで手を合わせた。7回TKO勝ちした5月の増田の前戦も確認済みで「前の手の使い方が良かった」と分析する。約3週間の米国合宿などを経て順調な調整ぶりを伺わせた堤は「相手がどうきても僕のボクシングになるような準備をしている」と強気に話した。

 対する増田はプロ4戦目で初のタイトルマッチに挑戦。「明日(30日)は少し緊張すると思うが、今はあまりしていない」と平常心を強調した。

 ともに走り込み合宿を行ってきた同門の東洋太平洋スーパーバンタム級8位・那須川天心(25)からは「試合頑張ってください」と背中を押されたと言う。「リカバリーには餅がいいっすよ」とアドバイスされたことも明かし「一応持ってきています。砂糖じょうゆにつけて食べようかな」と笑顔を見せた。

 勝てば日本王座の最短奪取記録に並ぶ。相手との距離感が試合を左右するポイントになると指摘し「練習してきたことを出し切ってKOで勝ちたい。みんなが喜んでくれるような試合をしたい」と力を込めた。

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2023年8月29日のニュース