タイトル初挑戦の下町俊貴が新王者　「ヤフーの占いを見て9位だったのでやられるかと…」

新王者となった下町
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　プロボクシング日本スーパーバンタム級王座決定戦10回戦が29日、後楽園ホールで行われ、タイトル初挑戦の下町俊貴（26＝グリーンツダ）が大湾硫斗（25＝志成）に3―0判定勝ちで新王者となった。

　初回から長いリーチを生かした右ジャブで主導権を握り、リングを広く使い重圧をかける相手に左ストレートを当て続けポイントを稼いだ。過去に全日本新人王MVP、日本ユースタイトルなどを獲得した実力を発揮し、これで17戦無敗を継続。「むちゃくちゃ相手が強くて（試合前）ヤフーの占いを見て9位だったので、やられるかと思った」と試合後はおどけながら喜びを語った。

　左右の強打を見せる大湾に対して冷静に対応。パンチをうまくブロックしながら試合を進めた下町は「大湾選手のパンチが強くて、もらわない距離を保てたことが勝因」と話し、「次は上位の選手と試合をしないといけないと思うので、切り替えて頑張りたい」と誓った。