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ボクシング堤 31日東洋太平洋王座決定戦へ計量パス 国内最速タイトルへ「あとはやるだけ」

[ 2023年5月30日 15:11 ]

前日計量をパスした堤(左)とジョー・サンティシマ(右)
Photo By スポニチ

 31日の東洋太平洋フェザー級王座決定戦(東京・後楽園ホール)に臨む、同級2位の堤駿斗(23=志成)が30日、前日計量を57・0キロでパスした。計量器を下り、飲料水で渇きを癒やした堤は「最後はきつかったけど、最終的に(体重を)落とせたので良かった。あとはやるだけ」と精かんさを増した顔つきで闘志を燃やした。

 対戦相手の世界挑戦経験を持つ同級3位ジョー・サンティシマ(27=フィリピン、22勝19KO5敗)は56・5キロでパス。この日、初対面した堤は「良い体つきをしていることは見て分かった。イメージ通り」と警戒した。

 堤が勝てば元世界3階級制覇王者の田中恒成(27=畑中)と元東洋太平洋&WBOアジア・パシフィック・フェザー級王者の清水聡(37=大橋)の4戦目を抜き、国内最速記録での東洋太平洋王座獲得となる。計量後には東洋太平洋のベルトに触れ「タイトルマッチの実感が湧いてきた。これが一本目のベルトになるんだなと。しっかり見られてよりワクワクしてきた」と胸を躍らせた。

 この一戦へ、先月上旬から米ラスベガスで約1カ月の合宿を行い、世界ランカーの選手らとスパーリングを重ねてきた。「スパーは今回たくさんやってきた。大丈夫だと」とプロ初の12回にも不安はない。

 昼食は「勝負飯」のウナギでリカバリーし、夜はデビュー戦から試合前夜に通う焼き肉店で力を備える。「テーマは自分のボクシングをして、流れの中でチャンスをつかむこと。チャンスが来たらもちろん倒すつもり。巡ってきたチャンスをつかみます」とKOでの国内最速タイトルを誓った。

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2023年5月30日のニュース