プロモーターのボブ・アラム氏　中谷は「熟達した好選手」　日本ボクシング界「盛り上がっている」

計量が行われたMGMグランドガーデン・アリーナで取材に応えたボブ・アラム・プロモーター（撮影・杉浦大介通信員）
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　プロボクシングWBO世界スーパーフライ級王座決定戦の計量が19日（日本時間20日）、米ラスベガスのMGMグランド・ガーデンアリーナで行われ、同級1位の中谷潤人（25＝M・T）は114.6ポンド（約51.98キロ）、同級2位のアンドルー・モロニー（32＝オーストラリア）は114.5ポンド（約51.93キロ）でパスした。タイトル戦は予定通り、20日（日本時間21日）に行われる。

　計量前、今回の興行を主催する大手興行主トップランクのボブ・アラム・プロモーターも中谷対モロニー戦について述べた。91歳のプロモーターは、中谷の交渉窓口を務める帝拳ジムの本田明彦会長から「中谷はとても熟達した好選手だ」と聞いていると明言。「中谷の凄いパフォーマンスを予想している。モロニーは1週間前に双子の兄が世界王者になったのを見て、自分もそれをやり遂げたいと望んでいる。激しい試合になるだろう」と好ファイトに期待を寄せた。

　また、今後に関しては、「7月には井上尚弥が登場するカードに私たちはWBO世界フェザー級王者のロベイシ・ラミレスを送り込む。日本はAmazonプライムの参入もあってボクシングが盛り上がっている。日本ではボクシングが盛況だから、日本から好選手が出てくるのは私たちみんなにとっていいことだ」と今後の日本ボクシング界との関わりも楽しみにしているようだった。