前田日明氏「悪い癖が出た」と平本蓮の敗因を言及 今後へのアドバイス「最悪なことを想定しながら…」

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元格闘家で総合格闘技プロモーターの前田日明氏(64)が4日までに自身のYouTubeチャンネルを更新。4月29日に開催された「RIZIN LANDMARK5」(代々木第一体育館)のダブルメインイベントで元RIZINフェザー級王者の斎藤裕に僅差の判定で敗れた平本連(剛毅會)について言及した。
注目されていた斎藤と平本の試合は、斎藤に何度もテイクダウンを狙われるが、平本はしっかりとしたディフェンスで対処して会場を沸かせた。しかし決定的な打撃を打ち込めず、僅差となる1―2のスプリット判定で敗れた。
前田氏は平本の成長を感じる試合だったという。「確実に強くなってますよ。斎藤と戦って、極められることもなく、パウンドアウトされることもなかった」と語り、「どうしてもタックルを警戒すぎてパンチが単発になってしまうところがある」と敗因についても言及した。
「立ち技の選手がMMAに転向すると“一発で決めてやろう”という思いから、打撃の連打が続かなかったり、瞬時の回避ができなかったりするんだよね。そういう悪い癖が出てしまったね、もうちょっと打撃をやるにしても、どうやって狙うのかを考えた方がいいね」と説明した。
平本が取り入れている空手練習は「いいんじゃない。腰も落ちてきたしね」と褒めながらも「対応させるという部分では最悪なことを想定しながら練習した方がいい」とアドバイスを送った。
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