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井岡一翔 6・24ジョシュア・フランコとタイトルマッチ 昨年末ドローから再戦「一番望んでいた試合」

[ 2023年4月24日 13:02 ]

<井岡一翔会見>会見する井岡一翔 (撮影・白鳥 佳樹)
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 スーパーフライ級でWBO(世界ボクシング機構)王座を返上した井岡一翔(34=志成)が24日、都内で会見し、昨年大みそかの統一戦で引き分けたWBA同級王者ジョシュア・フランコ(27=米国)とのWBA世界スーパーフライ級タイトルマッチを6月24日に東京・大田区総合体育館で行うことを発表した。

 昨年大みそかに行われた王座統一戦は、プロ32戦目で初の引き分け。WBO王座6度目の防衛に成功したが、WBA王座を奪うことはできず、12年にWBC&WBA統一王者となったミニマム級に続く2団体王座統一はならなかった。

 その後、井岡はWBO王座を返上。WBC世界同級王者のフアン・フランシスコ・エストラーダ(33=メキシコ)との対戦を実現させるため、フランコとの再戦を目指していると米専門サイトのボクシングシーン・ドットコムが報じ、今後の展開に大きな注目が集まっていた。

 会見に臨んだ井岡は「自分自身一番望んでいた試合が決まった。気持ちとしては気合いが入っているし、望んでいた試合ができることはうれしく思います」と述べた。

 ドローで終わった昨年大みそか以降「防衛戦するのか返上して再戦するのかという選択肢の中で、気持ちとして一番、先ほども言いましたけれど、もう一度彼と決着をつけてチャンピオンになることが、一番望む試合だと思った。返上するというリスクはありましたし、この数カ月チャンピオンではなくなりましたけど、また自分が挑戦してチャンピオンになる姿をお見せしたいなと思いました」と語った。

 再戦への覚悟について「当然、毎試合、自分の中で一斉に覚悟を持っていろいろ挑んでいるん。覚悟というものは人生だったり、ボクシング人生その時の状況でしか持てない気持ちだったりとか自分自身の立ち位置、今回僕は挑戦者として自分の持っていたベルトを返上して挑むわけなので、負けたら引退とかそういう浅はかな気持ちはないんですけど、やりたくてもできない。続けたくても続けれない、というのがこのボクシングの世界だと思いますし、それが一つの魅力だと思う。自分が今立たされている立場で理解しながら次の試合を望むというのは、かなりの覚悟を持って挑まないと結果というものにもたどり着けないですし、もう一度チャンピオンになることという難しさも理解しているので、負けたら引退というより続けられないかもしれないという恐怖の中で不安の中で戦って、その試合当日だけではなく、日々自分自身と打ち勝って6月24日には必ず自分がチャンピオンになりたいと思っています」と力を込めた。

 また、これまで井岡の国内世界戦は地上波で中継されていたが今回は「ABEMA」ペーパービュー(PPV)でライブ配信が行われることも発表された。「ABEMA」単体での世界戦PPVは初。

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