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4・8デビューの那須川天心が一般公開スパー 大半の観客が撮影「だいぶ良かったでしょ?」

[ 2023年4月1日 19:45 ]

<那須川天心公開スパー>スパーリングを行う那須川(撮影・島崎忠彦)
Photo By スポニチ

 4月8日に東京・有明アリーナでプロボクシングにデビューする那須川天心(24=帝拳)が1日、東京・後楽園ホールで一般公開スパーリングを行った。U―NEXTがライブ配信する「WHO’S NEXT DYNAMIC GLOVE」の第1回興行に花を添える形で、日本スーパーバンタム級11位の福井勝也(26=帝拳、4戦全勝3KO)と2ラウンド手合わせした。

 “ボクサー天心”初の一般お披露目とあって、那須川がリングに上がると観客の大半がスマートフォンで撮影を始める異様な光景となった。名前をコールされると“かめはめ波ポーズ”を見せた那須川は軽やかなステップではなく、のしのしと近づいてはワンツーを放つスタイルでスタート。それでもスピードと反応は抜群で、上体の動きだけで相手のパンチをかわしてカウンターを打ち込み、2回には一転、軽快なステップで飛び込んでコンビネーションを放つなど順調な仕上がりをうかがわせた。

 リング上では「まずはボクシングファンのみなさん初めまして、那須川天心です」とあいさつ。スパーリングはこれで打ち上げと明かし、「ボクシングの動きにだいぶなってきたかと思いますけど、みなさんどうですか?だいぶ良かったでしょ?期待だったり、ボクシングで通用しねえだろうとも言われるけど、俺は何も気にしてない。頂点を取って勝つんで、期待してください」と観客に同意を求めて盛り上げた。この日はボクシング興行に選手として初めて参加。「カッコいいし、イケてる」と雰囲気も楽しんだという。

 「ボクシングに来て、新たな風を吹かせることができるので凄くワクワクしている」と話した。デビュー戦では日本バンタム級2位の与那覇勇気(32=真正)とスーパーバンタム級6回戦で対戦する。今後は疲れを取りながら、リミット(55・3キロ)まで残り約4キロという減量を含めた調整に入る。「やるべきことはやったし、絶対に勝つ自信しかない。まだチケットも余っていると聞いたけど、会場にみんな来てくれっるしょ?期待してもらって構わないので応援してください」と来場を呼びかけた。

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