尚弥 あるぞ年内4団体統一!フルトンに続きアフマダリエフも対戦熱望

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プロボクシングの前4団体統一世界バンタム級王者・井上尚弥(29=大橋)が年内にスーパーバンタム級でも4団体王座統一を達成する可能性が浮上した。同級のWBA&IBF統一王者ムロジョン・アフマダリエフ(28=ウズベキスタン)が契約を結ぶ英興行大手マッチルーム社のエディー・ハーン代表(43=英国)が19日、アフマダリエフが井上戦を希望していると明かし、井上がWBC&WBO統一世界同級王者スティーブン・フルトン(28=米国)に勝てば今年後半に4団体統一戦を戦わせたい意向を示した。
ハーン氏は英専門メディア、ボクシングソーシャルのインタビューで、アフマダリエフ陣営が井上戦を望んでいると明かした。「井上はスーパーバンタム級でも4団体王者になりたいと思っているよね?そうすると、井上はフルトン、アフマダリエフと対戦する。本当にとんでもないファイトになるよ!」と話し、「アフマダリエフはタパレスと指名試合があるが、我々は井上と戦う準備がある。MJ(アフマダリエフ)たちと話したが、彼らは井上とやりたがっている。そのファイトを望むのなら、フルトン戦後に最優先でアフマダリエフと井上の4団体統一戦を準備する」と構想を披露した。
バンタム級4王座を全て返上し、WBOスーパーバンタム級1位にランクインした井上については、WBC&WBO統一王者のフルトンが今春の日本での対戦条件に合意したとスポーツ専門局ESPNなど複数の米メディアが18日に報道。5月の開催を目指すとされており、井上は19日、ツイッターに「色々と噂が飛び交っている まじでやれるんか!?!? やってやろうじゃねぇか!!!」(原文のまま)と興奮を抑えきれない様子で記した。一方、WBA&IBF統一王者アフマダリエフはIBF1位マーロン・タパレス(フィリピン)との指名試合を3~4月に予定。井上とアフマダリエフが勝てば、年内の4団体王座統一戦が可能となる。
マッチルーム社は多数の世界王者と契約を結んでおり、男子スーパーミドル級の“カネロ”ことサウル・アルバレス(メキシコ)、女子ライト級のケイティー・テイラー(アイルランド)と4団体統一王者もいる。ハーン氏は今後も4団体統一戦を手がける意向で、パウンド・フォー・パウンド(全階級を通じた最強ランキング)1位やバンタム級史上初の4団体統一で世界的に評価される井上をビッグマッチの軸と考えているとみられる。
バンタム級ではトーナメント形式のワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)も利用しながら4年半かけて4つのベルトを集めた井上だが、スーパーバンタム級では男子史上初となる2階級4団体王座統一をわずか2試合で達成できる可能性がある。
≪変幻自在サウスポー≫16年リオデジャネイロ五輪バンタム級銅メダリストのアフマダリエフは18年にプロデビュー。プロ8戦目でWBA&IBF統一世界スーパーバンタム級王者ダニエル・ローマン(米国)に判定勝ちして2冠王者となり、21年4月の初防衛戦で元IBF同級王者・岩佐亮佑(セレス)に5回TKO勝ちするなど3度の防衛に成功した。
元トップアマらしくスキルに優れたサウスポーで、長く速い右のジャブを生かしたアウトボクシングも、強じんなフィジカルとパンチ力によるインファイトも可能。昨年6月のV3戦で左拳を骨折してブランクをつくったが、岩佐が19年12月にTKO勝ちしたタパレス相手にはスピードと技術で上回るとみられている。
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