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輪島功一氏の孫、磯谷がデビューから3連続KO勝ち 祖父と同じウエルター級新人王へ初戦突破

[ 2022年8月9日 19:36 ]

3R、磯谷大心(右)が祖父の輪島功一さんが見つめる中で田中慧士をKO(撮影・篠原岳夫)
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 プロボクシング元世界スーパーウエルター級王者・輪島功一氏(79=輪島功一スポーツジム前会長)の孫、磯谷大心(21=輪島功一スポーツ)が9日、東京・後楽園ホールで東日本新人王ウエルター級初戦の4回戦に臨み、田中慧士(22=花形)に3回1分50秒TKO勝ちして4強入りした。準決勝は9月26日に行われる。磯谷はプロデビューから3連続KO勝ちで、田中は1勝2敗となった。

 輪島氏はリングサイドの席を立ち、磯谷の入場を待ち構えて赤コーナー下で呼び止めた。田中を分析し「あの構えでプレッシャーをかけて、カウンターを狙ってくるぞ」とアドバイス。その言葉どおり、慎重に立ち上がった磯谷は1回中盤に右ストレートを顔面にヒットさせたものの、「当たったのに倒れない」と力んでしまったという。それでも長いリーチで突き放し、ショートフックを当て、3回には強烈な左ボディーを効かせると、連打でレフェリーストップを呼び込んだ。

 3戦連続1回KOを逃した磯谷は「悔しい。(ボディーを効かせてからの連打も)雑になってしまった」と反省しきり。それでも初体験の3ラウンドを戦い「いい経験になった」と前向きにとらえた。輪島氏は「ボディーは相手も嫌がるけど、(こちらも)必ず打たれるから打つのには勇気がいる。チャンスがあったらボディーからいけと言っていた」と説明。評価を聞かれると「90点と言いたいけど70点かな」と慎重な戦い方に注文をつけた。準決勝は9月26日に行われる。

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