“戦うシングルマザー”吉田実代のV1戦決定　5月30日に小沢瑶生と対戦

王座返り咲きを果たした吉田実代
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　プロボクシングのWBO女子世界スーパーフライ級王者・吉田実代（33＝三迫）が5月30日に東京・後楽園ホールで小沢瑶生（36＝フュチュール）を挑戦者に迎え、初防衛戦を行うことが決まった。所属する三迫ジムが9日に発表した。

　2017年に初代日本女子バンタム級王者となった“戦うシングルマザー”吉田は18年8月に東洋太平洋女子同級王座も獲得。19年6月にWBO女子スーパーフライ級王座に就き、2度目の防衛戦で奥田朋子（ミツキ）に負傷判定で敗れたものの、昨年6月の再戦で奥田を判定で下して王座に返り咲いた。

　挑戦者の小沢は15年4月に東洋太平洋女子スーパーフライ級王座を獲得し、17年5月にWBO女子世界ライトフライ級王座、18年3月にWBO女子スーパーフライ級王座と2度の世界戦を経験しており、3度目の世界挑戦となる今回は19年4月以来、2年1カ月ぶりのリングとなる。戦績は吉田が15勝2敗、小沢が16勝（6KO）5敗。

　セミファイナルでは元日本スーパーライト級王者・永田大士（32＝三迫）が復帰戦で近藤哲哉（24＝横田スポーツ）と対戦。また、興行内で元日本バンタム級王者・鈴木悠介（33）の引退式も行われる予定となっている。