寺地永会長が怒りの会見…JBCに主張認められず「不誠実さを改めて垣間見た」

Photo By スポニチ
プロボクシング前WBC世界ライトフライ級王者・寺地拳四朗(29=BMB)の父でBMBジム会長の寺地永氏(57)が8日、京都市内で会見し、日本ボクシングコミッション(JBC)に対して「不誠実さを改めて垣間見ることになった」と不満を爆発させた。
拳四朗は9月22日に行われた9度目の防衛戦で矢吹正道(29=緑)に10回TKO負けを喫して王座から陥落。9回に右目上を切って流血した直前にバッティングがあったが、レフェリーは矢吹の有効打による負傷と判断していた。
寺地陣営は試合後に映像を見直し、バッティングが故意に見えること、WBCのルールに則り、“故意に負傷させた側から減点”した上で試合続行させるべきだったことなどを盛り込んだ意見書を先月5日付でJBCとWBCのスーパーバイザーを務めた安河内剛氏宛に送付。先月28日に受け取ったJBCからの回答は、会見に同席した辻口信良弁護士によると「レフェリーらの下した現場における判断は不合理とまでは認められない」という内容で、陣営の主張は認められなかった。
問題となったバッティングのシーンについて寺地会長は「拳四朗が止まっている状態で一発目に頭がきている。交通事故で言えば(責任は)10―0で向こう」と主張。バッティングが故意ではないか?という陣営の主張についてJBCの回答が「故意(相手にダメージを与えるという確固たる意思)に基づいて行われたと認定することはできない」だったことから、寺地会長は「あれで問題なかったとされては、こちらも感情的になってしまう。憤りを覚える」と怒りを抑えつつ、「今後、ボクシングが正しいスポーツとして発展するために、コミッション(JBC)には態度を改めてほしい」と訴えた。
拳四朗が現役を続行するかどうかについては「多分やるだろうとは思っている。本人の口から発言するような機会を近々設けたい」と話すにとどめたが、「再戦するとなった時にJBCには今回のようなバッティングがないように厳重に管理してほしい」と強く求めた。
2021年11月8日のニュース
-
井上尚弥2年1カ月ぶり国内防衛戦 13日に一般先行販売(抽選)受け付け開始
[ 2021年11月8日 16:50 ] 格闘技
-
プロボクシング興行の制限緩和…前日計量後のホテル隔離は自主隔離に変更へ
[ 2021年11月8日 16:12 ] 格闘技
-
寺地永会長が怒りの会見…JBCに主張認められず「不誠実さを改めて垣間見た」
[ 2021年11月8日 14:50 ] 格闘技
-
井上尚弥のサイン入りグローブなど出品! 大橋ジムがクリスマスチャリティーオークションに協力
[ 2021年11月8日 11:57 ] 格闘技
-
“カネロ”4団体統一に成功「これはメキシコのみんなのための勝利だ」
[ 2021年11月8日 05:30 ] 格闘技
-
井上岳志 オーストラリアへ「自分の人生において重要な試合」
[ 2021年11月8日 05:30 ] 格闘技