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久我勇作、3度目王座返り咲きへ、田村との“元日本王者対決”で判定勝ち

[ 2021年10月2日 19:48 ]

<日本スーパーバンタム級挑戦者決定戦>判定勝ちで日本王座への挑戦権を獲得した久我勇作(左)
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 プロボクシング日本スーパーバンタム級挑戦者決定戦は2日、東京・後楽園ホールで行われ、同級2位の久我勇作(30=ワタナベ)が同級1位・田村亮一(34=JBスポーツ)に2―0で判定勝ちし、王者・古橋岳也(33=川崎新田)への挑戦権を手にした。

 元王者の田村と前王者の久我の対戦は17年7月、19年5月に続き3度目。過去2度とも判定している久我が今回も判定勝ちした。被弾しながらも前に出る田村に左ジャブ、右ストレートで止め、7回にはカウンターの右でぐらつかせる場面も。ジャッジの採点は76―76、78―74、79―73と割れたが、確実に勝利を引き寄せた。

 久我は「今までで初めてなぐらい消極的なボクシングをして申し訳ない」と謝罪。マウスピースを忘れたことで気持ちに焦りがあり、あえて慎重に戦ったことを明かした。

 今年1月、古橋に敗れて2度目の日本王座から陥落。3度目の王座返り咲きのチャンスを得た久我は「前回やられたので、やりかえしたい。次は必ず熱い試合をして倒して勝ちます」と力強く宣言した。

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2021年10月2日のニュース