井上尚弥、練習再開初日からWBC王者に照準「もうドネアしかいないから」

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4団体統一の野望実現に向けて再始動したプロボクシングのWBA&IBF世界バンタム級統一王者・井上尚弥(28=大橋)が14日、公式アプリ「NAOYA INOUE OFFICIAL APP」の動画を更新。13日に行った帰国後初のジムワークの様子を公開し、今後に向けての意気込みなどを語った。
先月19日(日本時間14日)に米ラスベガスでの防衛に成功。帰国後14日間の自主隔離を経て13日に本格的な練習を再開した。シャドー、ミット打ちなどに汗を流した井上は「気持ちいい!めっちゃ気持ちいい!」と感想を語り、今後については「ドネア対策。もうドネアしかいないから。自分の中で。練習始めでもドネアのイメージ」と、19年11月に死闘を演じたWBC王者ノニト・ドネア(フィリピン)との再戦に照準を定めていることを明言した。
ドネアは5月にノルディーヌ・ウバーリ(フランス)を4回KOして王座返り咲き。井上は「ドラマ・イン・サイタマの決着はついている」とした上で、「(弟の)拓真を完封したウバーリを、あの倒し方をするというのは、まだまだドネア健在を証明したし、証明したからこそ、(自分も)ドネア2に興味を持った」と説明した。
「あとバンタム級の強者はドネア、カシメロ、リゴンドーの3選手になるので、まずドネア、次にカシメロとリゴンドーが8月14日に対戦するので、その勝者と。それが一番良い流れだと思う」と4団体統一への青写真を描き、「きょうからプロボクサー井上尚弥の日々がまたスタートします」と締めくくった。
井上はこの日、自身のツイッターで「アプリでプレゼント企画第二弾企画中!お楽しみに!!」と投稿、公式アプリをPRした。