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田中教仁がタイへ出発「ぶっ倒してベルトを」

[ 2020年2月26日 10:17 ]

愛娘からの手紙を披露する田中教仁
Photo By スポニチ

 ボクシングのWBA世界ミニマム級タイトルマッチに臨む前日本ミニマム級王者でWBA世界同級13位の田中教仁(35=三迫)が26日、タイへの出発前に成田空港で取材に応じ、改めて王座奪取を誓った。田中は3月3日にタイ・ナコンサワン市で20戦20勝のスーパー王者ノックアウト・CPフレッシュマート(29=タイ)に挑戦する。

 出発前の心境を問われた田中は「ちょっと緊張してます。4時半に起きる予定が4時前にパッと目が覚めた。試合のこととか、相手が怖いとかじゃなく、世界チャンピオンになれるというワクワク感というか、高ぶりですね」と自信を示した。タイで日本人選手が戦ったJBC公認の世界戦は24敗1分けと過去に勝利がない“鬼門”だが、田中は「第40回チャンピオンカーニバルで第30代日本王者になった自分が今度は3月3日に第33代WBA王者になる。しかも三迫ジムの60周年も重なっているので」と前向きだ。

 バッグには2人の愛娘からの手紙、ジムの仲間たちが寄せ書きしてくれた日の丸をしのばせた。三迫ジムから世界王者誕生となれば、1982年4月にWBC世界ライトフライ級王座を獲得した友利正以来38年ぶりとなる。ジムには現役日本王者は5人在籍しており、田中は「自分が特別なんじゃなく、先に行くだけ。みんながネクストサークルで待っている状態」と表現。先陣を切って世界王座奪取を目指す。王者ノックアウトの映像は5回ほど見たそうで「こんな感じというか、ある程度のプランはあります。判定はアテにならない国なので、ぶっ倒してベルトを獲って来ようと思います」と力強く誓った。

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