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京太郎が渡英「日の丸カット」で気合「自信をもっていきたい」21日デュボア戦

[ 2019年12月14日 09:58 ]

英国へ向けて出発する藤本京太郎
Photo By スポニチ

 21日(日本時間22日)に英国ロンドンでWBO世界ヘビー級6位のダニエル・デュボア(22=英国)と対戦するWBOアジアパシフィック同級王者・藤本京太郎(33=角海老宝石)が14日、渡英前の羽田空港で取材に応じ、「日本人として、あの舞台に立てるのはありがたいことなので自信をもっていきたい」と意気込みを語った。

 日本未公認のWBOインターナショナル王座、WBCシルバー王座のタイトルをかけた戦いで、勝てば念願の世界戦に大きく前進する。対戦相手のデュボアは1メートル96の長身で、アマ経験もあり、プロ戦績13勝12KO無敗の強敵だが、藤本は「向こうのホームですし、若くて勢いのあって強いと思いますけど、プロでの経験は少ないみたいなので僕が粘り強く後半までもっていければ勝機は見いだせるんじゃないかと思います」と戦いをイメージした。
 大一番に向けて10日までの3週間、米ロサンゼルス合宿で約60ラウンドのスパーリングを消化。「向こうは強い選手ばかりで毎日、生き残りの気持ちだった」と振り返り、「何とか乗り越えられたので、あと1週間しっかり調整したい」と話した。
 前夜まで出発が「成田(空港)だと思っていた」という藤本は「バタバタでスーツケースに何が入っているかも分からない」と苦笑い。それでも後頭部を「日の丸カット」にして気合を示した。
 K―1世界ヘビー級王者からボクシングに転向し、11年12月にデビュー。8年目にしてようやく大きなステージに立つ。「ここまで長かったので、楽しんでやればいいかなと思っている」。海外での試合も初めてだが、いつも通りの自然体で大一番に臨む。

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