“SUGAR”下田昭文氏がアマジムを開設「ボクシングの楽しさを知ってほしい」

ジムを開設し、元WBC世界バンタム級王者・山中慎介氏（左）から祝福される下田昭文氏（中）。右は帝拳の浜田剛史代表
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　ボクシングの元WBA世界スーパーバンタム級王者で、2017年2月に現役を引退した下田昭文氏（35）がさいたま市の北浦和にアマチュアジム「SUGAR　FIT　BOXING　GYM」を開設、17日にオープニングレセプションが行われた。

　帝拳時代の恩師である浜田剛史代表ら新旧の世界王者らが祝福に訪れ、後輩の尾川堅一（帝拳）と前WBO世界スーパーフェザー級王者・伊藤雅雪（横浜光）がマススパーリングを披露。さらに現WBA世界ライトフライ級スーパー王者・京口紘人（ワタナベ）が相手にミット打ちを行うなど、下田氏の人脈の広さを物語るように豪華メンバーが顔をそろえた。

　現役引退後、帝拳のコーチ、イオンの講師、パーソナルトレーナーなどを務め、ボクシング教室「シモササイズ」を主宰するなど活動してきた下田氏は1年ほど前からジム開設を計画。「いろいろなタイミングが合った」ことで北浦和駅東口から徒歩2分半の場所にあるメリア北浦和1階にジムを構えることになった。将来的にはプロ加盟のジムも考えているものの、「まずはボクシングの楽しさを知ってほしい。自由に来られる居心地のいい場所にしたい」との思いからアマチュアを対象のジムとし、親しみを持ってもらうため、現役時代のニックネームである「SUGAR」をジム名に入れた。

　「経営は初めてなので皆さんに勉強させてもらって、まずは運営を軌道に乗せたい。期待も不安もありますけど、楽しくやりたい」と抱負を語った。ジムは20日に正式オープンする。