×

三代大訓 8回KO勝ちで3度目の防衛に成功も「やっぱり何かが足りない」

[ 2019年7月27日 21:32 ]

<東洋太平洋スーパーフェザー級タイトルマッチ>8回KOで3度目の防衛に成功した三代大訓(左)
Photo By スポニチ

 ボクシングの東洋太平洋スーパーフェザー級タイトルマッチ12回戦は27日、東京・後楽園ホールで行われ、王者・三代大訓(24=ワタナベ)が同級10位の竹中良(34=三迫)に8回KO勝ちし、3度目の防衛に成功した。

 4回を終えてジャッジの採点は3者ともに38―38。だが、得意のジャブを中心に竹中にダメージを与え、8回に連打から右の打ち下ろしでダウンを奪うと、レフェリーのカウント途中で相手陣営からタオルが投げ込まれた。

 一階級下のフェザー級元王者を圧倒。だが、満足感はない。三代は「やっぱり何かが足りない。勝ったこと、KOできたことは良かったけど、この内容じゃあ大きなことは言えない。右が良くなっている実感はあって“覚醒した”って言ってたんですけど、覚醒してなかった。まだまだ練習が必要ですね」と反省した。

 中央大ボクシング部の主将を務め、プロでは9戦8勝1分けと負け知らず。島根県出身初の東洋太平洋王者には「(出身地の)松江市で世界戦」という大きな夢がある。次戦は節目の10戦目となるが「僕の中では世界はチラついていない。こんなんじゃ獲れない。覚悟を持って練習していくしかない」と精進を誓っていた。

続きを表示

2019年7月27日のニュース